岡田 裕子
現代美術家。ヴィデオアート、写真、絵画、インスタレーション、パフォーマンスなど多岐にわたる表現を用いて、自らの実体験―恋愛、結婚、出産、子育てなど―を通したリアリティのある視点で、現代の社会へのメッセージ性の高い美術作品を制作。主な展覧会は「MOTアニュアル2005愛と孤独、そして笑い」(東京都現代美術館2005年)、「Global Feminisms」(ブルックリン美術館 2007年)、「LESSON 0」(韓国国立現代美術館果川館2017年)、「第11回恵比寿映像祭」(東京都写真美術館2019年)。 2020年W HIROKO PROJECTを立ち上げ。 作品集「DOUBLE FUTURE ─ エンゲージド・ボディ/俺の産んだ子」2019年。多摩美術大学非常勤講師。
小田原のどか
彫刻家、評論家、出版社代表。1985年宮城県生まれ。多摩美術大学彫刻学科卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻にて修士号、筑波大学大学院人間総合科学研究科にて芸術学博士号取得。著書に『近代を彫刻/超克する』(講談社、2021年)。主な共著に『吉本隆明:没後10年、激動の時代に思考し続けるために』『7・8元首相銃撃事件:何が終わり、何が始まったのか?』(いずれも河出書房新社、2022年)など。主な展覧会に「近代を彫刻/超克するー雪国青森編」(個展、国際芸術センター青森、2021年)、「あいちトリエンナーレ2019」など。多摩美術大学など複数の大学にて非常勤講師を務める。多摩美術大学ユニオン支部長。
笠原 恵実子
アーティスト。2014年までニューヨーク、現在は東京を拠点とする。女性と社会との関係性を問う初期の彫刻作品から、近年のフィールドワークを基とし性別や宗教など社会を規定する制度を考察する制作まで、ユーモアのある発想から冷静かつ繊細に世界を捉えた作品を生成。これまでに、第3回光州ビエンナーレ(2000)、横浜トリエンナーレ2001、第14回シドニー・ビエンナーレ(2004)、グラーツ民族学博物館(2005)、横浜トリエンナーレ2014、 PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015など、多くの国際展や企画展に参加している。
木村 奈緒
フリーランス。1988年生まれ、2010年上智大学文学部新聞学科卒。メーカー勤務、NPO法人スタッフなどを経て、現在はライター業を中心に取材執筆をはじめ、各種展覧会やプロジェクトの企画・運営などを行う。2015年、東京で「わたしたちのJR福知山線脱線事故ーー事故から10年展」を開催。ウェブ版美術手帖「統計データから見る日本美術界のジェンダーアンバランス。シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(1)」(https://bijutsutecho.com/magazine/series/s21/19922 )編集協力。 https://kimuranao.tumblr.com/
キュンチョメ
ホンマエリとナブチによるアートユニット。近年は『現在地:未来の地図を描くために(金沢21世紀美術館)』『あいちトリエンナーレ2019』『シアターコモンズ '20』などに参加。表現は時代とともに更新され、新しいものを生み出し続けてきました。ならば、表現の現場も時代とともに更新される必要があるはずです。この活動は、小さな一歩かもしれませんが、そんな小さな一歩が未来を変えられるように、動き続けたいと思います。
田村 かのこ
アートトランスレーター。アート専門の翻訳・通訳者の活動団体「Art Translators Collective」代表。人と文化と言葉の間に立つメディエーター(媒介者)として翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。非常勤講師を務める東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻では、アーティストのための英語とコミュニケーションの授業を担当。また、札幌国際芸術祭 2020 ではコミュニケーションデザインディレクターとして、展覧会と観客をつなぐメディエーションを実践している。
津田 道子
アーティスト。神奈川生まれ。インスタレーション、映像、パフォーマンスなど多様な形態で、鑑賞者の視線と動作によって不可視の存在を示唆する作品を制作。2016年より神村恵とのユニット「乳歯」としてパフォーマンスを行う。主な展覧会に、2020年「インター+プレイ展 第1期」(十和田市現代美術)、2019年「あいちトリエンナーレ2019: 情の時代(Taming Y/Our Passion)」(四間道場 伊藤家住宅)、「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)など。2013年東京芸術大学大学院映像研究科で博士号を取得。
寺田 衣里
1987年生まれ。イサム・ノグチによる実現しなかった広島原爆慰霊碑案をカウンター・モニュメントの萌芽として再考するとともに、いまだモニュメント性を説く彫刻教育への批評を展開。文章、彫刻、映像、アクションなどで、政治的矛盾や保守的土壌を批評する作品制作を行なっている。2018年多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了、博士号取得(芸術)。https://eriterada.tumblr.com
1977年生まれ、京都府出身。舞台俳優。劇団ままごと、劇団青年団に所属。舞台出演として、ままごと『わが星』[作・演出:柴幸男]主演ほか、五反田団、ロロ、髙山植物園などに客演として参加。映画出演として、『ミツコ感覚』[監督:山内ケンジ]、『東京人間喜劇』[監督:深田晃司]、『鍋と友達』[監督:沖田修一]などがある。http://mamagoto.org/
アーティスト。東京生まれ。パフォーマンスアートを主軸に、プロジェクトやワークショップの実施、インスタレーションや映像作品の発表などもおこなう。花崎は、自身が社会的・政治的・文化的に受けた影響や現代社会的な課題を独自の視点で捉え、必要な思考や取り組みを作品や活動に反映している。2012年、東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻修了。2017年にはカルチャースペース「草御殿」を台北に設立し、2019年まで企画・運営をおこなった。主な個展に「My Home, Our Treasure」(2016・台北)、グループ展に「You (We) are Beautiful!」(2020・新大久保UGO)、「藪を暴く」(2020・TOKAS本郷)、プロジェクトに「東アジア交流計画」(2016・台中)、レジデンスに「Art Action in UK」(2012・ロンドン)などがある。
映画監督。最新作は『本気のしるし〈劇場版〉』。
映画製作を続ける傍ら、2010年頃から日本映画の環境改善を目標に情報発信や社会活動を始める。
・「多様な映画のために 映画行政に関するいくつかの問い掛け」
http://eiganabe.net/diversity
・シリーズ「映画と労働を考える」
①映像労働者の現状 http://eigageijutsu.com/article/141898866.html
②資金の循環 http://eigageijutsu.com/article/149097085.html
maya masuda
作家。慶應義塾大学中退後、多摩美術大学に編入。かつて脳波解析を用いた精神病の研究に参加したことをきっかけに、機械/ラジオなどのNew Mediaと、それを形作る人間の欲望を主題に制作を行う。過去の作品に、「人間について問いかける」という矛盾した目的を機械に与えたシリーズ『Room』(共同制作)や、解離性障害をもつ患者の証言をもとに制作したインスタレーション作品、『不安定な口、逃走する耳、穴』など。2021年9月よりロンドン拠点。 https://mayamasuda.net/
宮川 知宙
アーティスト。映像や彫刻、パフォーマンスなどのメディアを通して美術と関わる。 2019年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻専攻修了 https://sites.google.com/view/cintm/home
百瀬 文
アーティスト。映像によって映像の構造を再考させる自己言及的な方法論を用いながら、他者とのコミュニケーションの複層性を扱う。近年の主な個展に「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG EastFactoryArtGallery、2020年)、主なグループ展に「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋——日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、韓国国立現代美術館、2015-16年)など。2019年、イム・フンスンと共同制作した《交換日記》が全州国際映画祭(JIFF)に正式招待されるなど、近年国内外で制作や発表を重ねている。
森本ひかる
アクタートレーナー・ファシリテーター。俳優向けに演技教育をするほか、演出家が稽古場で俳優を標的とし行うハラスメントや虐待を減らすための研究や、劇場でのクィアパフォーマンスに関して研究を行う。MFA Actor Training and Coaching, The Royal Central School of Speech and Drama, University of London セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ(ロンドン大学)大学院修士課程のアクタートレーニング・アンド・コーチング(演技法・教育学)を専攻、修了。https://www.hikaru-acting.com/
森山 晴香
パフォーマンスなどの行為を介在させながら自身と社会との関係を模索している。2019年ベルリン芸術大学ファインアート学科(Bildende Kunst, Universität der Künste Berlin )卒業。
調査協力
一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ 荻上チキ
一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ 高史明
NPO法人 福岡ジェンダー研究所理事/NPO法人アジア女性センター理事長 横山美栄子
PR協力
一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ 若林直子
※ 社会調査支援機構チキラボ のクラウドファンディングはこちら
編集協力
杉原 環樹
福島 夏子
肥髙茉実